🐶わんちゃんの不妊手術(女の子編)〜前編〜

2026-05-13

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女の子のわんちゃんを家族に迎えた飼い主さんが検討するべきことの一つに、

「避妊手術」があります。

しかし、いざ避妊手術を考え始めても、最適な時期はいつなのか、費用はどれくらいかかるのかなど、

多くの疑問から、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。


今回は、わんちゃんの避妊手術を検討している飼い主さんのために、

手術の具体的な方法から費用、適切な時期、術後のケア、

そして知っておくべきメリット・デメリットまで、前編と後編の2回に分けて解説していきます。



目次(犬の避妊手術)
 

前編


後編





1.方法と流れ

・術法

犬の避妊手術には、『開腹手術』と『腹腔鏡手術』の2つがあります。

一般的に腹腔鏡の方が体への負担は少ないと言われていますが、

犬の体格によっては傷口の大きさや手術時間が開腹手術の方が小さくなる場合もあります。

病院の規模や犬の体格に合わせてどちらが適切か獣医師と相談して決めると良いでしょう。


また、手術の方法として、「卵巣のみを摘出する方法(卵巣摘出術)」と、

「卵巣と子宮の両方を摘出する方法(卵巣子宮摘出術)」の2種類があります。

現在、日本の多くの動物病院では、将来的な子宮の病気(子宮蓄膿症など)のリスクを完全に取り除くため、卵巣子宮摘出術を標準的な方法として採用しています。

一方で、卵巣を摘出すれば子宮の機能も失われるため、より体への負担が少ない卵巣摘出術を選択する動物病院もあります。


どちらの方法にも利点があるため、愛犬の健康状態や獣医師の方針をよく聞き、

納得した上で手術方法を決定することが大切です。



・流れ

犬の避妊手術を受ける当日の一般的な流れとして、まず『術前の準備』が必要です。

安全に麻酔を行うため、手術当日の0時や朝、あるいは前日の夜から絶食・絶水が指示されます。

絶食時間は犬の状態によって異なるため、必ず獣医師の指示に従ってください。


手術は全身麻酔下で行われ、日帰りもしくは1泊程度の入院が必要となります。

しかし、手術時の出血が多い場合、麻酔からの覚醒が悪い場合などの

術後の回復状態によっては延泊となる可能性もあります。


近年増えている腹腔鏡手術の場合は、傷口が小さく体への負担が少ないため、日帰りで退院できるケースがほとんどです。




2.費用


2~5万円前後(開腹手術の場合)

10万円以上(腹腔鏡の場合)


犬の避妊手術にかかる費用は、動物病院の設備や方針、そして犬の体重によって大きく変動します。

一般的に、体のサイズに比例して麻酔薬や材料の使用量が増えるため、費用も高くなる傾向にあります。

費用の目安としては、小型犬で2万円前後から、中型犬、大型犬となるにつれて金額が上がり、5万円以上になることもあります。

また、お住まいの自治体によっては避妊手術への補助金制度を設けている場合があります。

申請方法や補助金額については、お住まいの市区町村の役所や、かかりつけの動物病院で確認してみましょう。




3.適切な時期は?


犬の避妊手術を行う時期は、将来の病気予防の観点から非常に重要です。

特に、最初の発情(生理)が来る前に手術を行うか、後にするかで、特定の病気のリスクが大きく変わります。

多くの研究で、初回の発情出血が来る前に避妊手術を行うと、高齢期に発生しやすい「乳腺腫瘍」の発生率を大幅に抑制できることが証明されています。

メス犬の初回発情は生後7ヶ月以降に迎えることが多いため、その前の生後6ヶ月前後が、避妊手術の最適な時期の一つと考えられています。

子犬を迎えたら、早い段階で信頼できる獣医師を見つけ、手術の時期について相談を始めましょう。




4.術後管理は?


犬の避妊手術の後は、傷口を保護し、安静に過ごすことが大切です。

一般的に、手術から1週間~2週間後に抜糸を行いますが、

それまでの期間は、愛犬が傷口を舐めたり掻いたりしないよう、エリザベスカラーや、術後服(エリザベスウェアー)を着用させる必要があります。


また、術後数日間(抜糸まで)は激しい運動やシャンプーは避け、散歩もなるべく軽く済ませるようにしてください。

術後の痛みを和らげるために鎮痛剤が処方されることもあります。

退院後の過ごし方やケアの方法については、動物病院から詳しい指示がありますので、しっかりと守りましょう。




後編に続く

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